新築一戸建てor中古一戸建て」編 【私の経験】
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カテゴリー: 知って得する不動産のあれこれ
『失敗しない』『失敗したくない』住宅探しのポイント「住宅の種類 初級編」
4.「新築一戸建てor中古一戸建て」編 【私の経験】
新築か中古かで悩まれる方は多いと思います。
ご希望の要素に、特殊性がある場合は、その特殊性に応じ、中古を選択する場合も有ると思います。
例えば、敷地面積300平米程度は必要とか?
平屋の住宅に住みたいとか?
今住んでいる近くで探したい? とかです。
また、一般的な戸建てを探したいが、予算的に中古を選択せざる負えない方も多いと思います。
例えば、予算の条件を無視した場合、
誰もが、新築一戸建てに住みたい。出来れば、注文住宅で建てたいと考えるのは普通ではないかと思います。
ここからは、私自身の失敗談をお伝えします。
私は、建売住宅の中古の一戸建てを購入しました。
購入後、約5年住んだ後、現在の新築に建て替えました。
当時、マンションを売却して、現在住んでいる敷地に建っていた賃貸の中古住宅に住みました。
住み始めて、2年が経過した時点で貸主より、買ってくれないかと言う話が、賃貸契約を結んだときの不動産会社より舞い込んできました。
当時、子供も小さく住宅について深く考えていないこともあり
引っ越しをしないで、今のまま購入できるのであればと考え、購入を決意しました。築約20年の中古の一戸建てです。
購入後、直ぐにリフォームを施し、4年ほどして子供(長女)も、小学生高学年となり、長期的に一生住む住宅を今後どうして行くか? と考え始めたのです。
●このまま、死ぬまで現在の中古住宅に住み続けられるのだろうか?
●今後、修繕や改修を必要に応じ実施すれば、どの程度のメンテナンス費用が発生するのだろうか?
●子供3人、個室が必要となった時に満足できるか?
●子供が成長し、独立した後にも孫や夫婦が、遊びに来たくなる様な家の状況を維持できるだろうか?
●子供達が、親夫婦(私達)の住宅についてまで、心配や負担はさせられない
など様々な事を考え、建て直すことになりました。
結果、中古で購入した時の住宅ローン。プラス、建替え新築住宅の住宅ローンのダブルローンとなりました。
また、中古購入後にリフォームした金額も無駄になりました。
今、当時を振り返ると
すでに、私は不動産会社に勤務していました。
なのに何故、中古住宅を購入したのか?
さらに、考えなしにリフォームまですぐに施してしまったのか?
あの時、中古住宅を購入するのであれば 築10年程度。
出来れば、中古住宅ならば注文建築で建てた物件を選択しなかったのか?
何故、新築住宅に思考を巡らせなかったのか?
自分の不甲斐なさを後悔するばかりです。
私は、中古住宅を否定するわけではありませんが、
私のホームページを御覧頂いている方や、住宅相談いただく方の年齢を考えると、
殆どの方は、35年の住宅ローンを組みます。
現在の建築基準法で建設された新築一戸建ては、適切なメンテナンスさえ行っていれば、最低40年~50年は住み続けられます。
お客様の年齢が30才の方でも、住宅ローン完済後においても一生住み続けられると思います。
新築一戸建てor中古一戸建てかは、費用だけの選択ではありませんが、
私と同じ失敗は、お客様にしてほしくないと思います。
『失敗しない』『失敗したくない』住宅探しは、『お客様のご家族の幸せ』を左右する一生に一度の大切なお買物です。拙いブログですがご活用いただければ幸いです。
お客さまの幸せを心から願っております。
株式会社ハートフルホーム
松澤 利美